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Moodle LTI 1.3での分析ダッシュボードの使用

このガイドの内容は次のとおりです。

分析ダッシュボードでは、学生が課題にどのように取り組んだかについての貴重なインサイトを、LTIの受信箱内で直接入手できます。 これらの要約統計は、さらなる調査や学習開発でどこに焦点を当てるべきかを判断するためのツールとなります。

分析ダッシュボードを最大限に活用するためには、学年度ごとに新しい課題を作成する必要があります。 これらの統計では、現在の学生群についてのインサイトが提供されます。 継続的な課題では、不適切かつ長期的なデータが提供されます。

分析ダッシュボードへのアクセス

分析ダッシュボードを使用するには、課題の受信箱を起動します。 次に、上部のバーで「分析」を選択します。
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提出のタイムライン

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視覚的な「提出のタイムライン」パネルでは、課題の提出状況を追跡できます。 提出があった日ごとに、グラフ内にバーが表示されます。 このインサイトにより、学生がいつ課題に取り組んだのかを理解することができます。 学生に下書きを許可する場合は特に便利で、学生の取り組みの推移を確認することができます。

赤いバーは、課題の提出期限後にアップロードされた提出物を示します。 これらは、「遅延提出を許可」が有効になっている場合のみ表示されます。

各提出は一意のイベントとして記録されます。 「再送信を許可」が有効になっている場合、各アップロードはタイムラインに表示されます。

類似性スコア

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類似性スコア」パネルには、生成された類似性レポートが、類似性スコアの範囲のどの位置にあるかが表示されます。 バーが長くなるほど、その範囲に該当する提出が多いことを表します。 このインサイトにより全学生の類似性スコアの概要を把握できるため、同じクラスの他の学生とグループ化した際の、さらなる文脈を得ることができます。 当然ながら、高得点の範囲に入ったスコアは、さらに調査する価値があります。 ただし、類似性スコアの低い大きなグループは、共謀を示している可能性もあります。

平均的なソースの多様性

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平均的なソースの多様性」パネルには、すべての提出物のソースタイプで見つかった、平均的な類似性が視覚的に表示されます。 このインサイトは、学生がレポートで多様なソースを使用していることを確認するのに利用できます。

例えば、あるレポートのインターネットソースの類似性スコアが54%で、別のレポートの類似性スコアが76%だった場合、課題の平均的なソースの多様性は65%となります。

提出された答案のソースの割合が大きい場合は、クラスで共謀が行われている可能性があります。

提出物

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提出」パネルでは、課題のステータスと提出を行った学生の数を把握することができます。 数字が低いようなら、クラスで課題の提出期限をリマインドする絶好の機会です。

  1. 提出数 - クラスで行われた提出数の合計。 空白の部分は、まだ提出していない学生を表します。
  2. 再提出をした学生の数 - 1回以上提出した学生のうち、複数回の提出を行った学生の数。

フィードバック

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フィードバック」パネルには、インストラクタが提供したフィードバックに関連する2つの異なる統計が表示されます。 1つの統計は学生がフィードバックを閲覧したかどうかを示すもので、 もう一方はフィードバックが閲覧されるまでの平均時間を示します。 どちらのインサイトからも、学生がフィードバックにどのように関わっているかについての重要な情報を入手できるほか、フォローアップの課題を構成するのに役立ちます。

これらの統計は、課題の投稿日を過ぎると更新を開始します。

オンライン評価レポート

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オンラインルーブリックレポート」パネルには、課題のルーブリックに使用されたQuickMark、ルーブリック/フォーム、および文法マークに関する概要統計が表示されます。 オンライン評価レポートでは、アカウントの各ライブラリから使用された採点マーク数の内訳がわかります。 さらには、特定のQuickMarkセット、ルーブリック/フォーム、文法カテゴリから個々のマークが使用された回数を確認することもできます。

完全なデータのエクスポート

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ページの右上にある「すべてのデータをエクスポート」ボタンを選択すると、オンライン採点レポートを含む分析ダッシュボードのバージョンをエクスポートできます。

更新

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分析ダッシュボードに表示されるデータは、ページを読み込むたびに更新されます。 最新のデータが表示されない場合は、ページの右上にある更新ボタン(LTI13_Analytics_Refresh.png)をクリックすると、最新のデータが表示されます。 データが最後に入力されたのがいつなのかも簡単に参照できます。

 

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