このガイドの内容:
ハイライトされた一致はテキストの類似性の例であり、必ずしも剽窃を示しているわけではありません。一致は、ビブリオグラフィーに記載されている引用文または引用された資料である可能性があります。Turnitinは、それぞれの一致についてできるだけ多くの情報を提供し、正当性の評価を支援することを目指しています。
全体的な類似性
「全体的な類似性」は、提出物のテキストがデータベース内のソースにどれくらい一致するかをパーセンテージで示すものです。これは、一致する単語の数を文書内の単語の総数で除算して計算されます。一致したテキストは提出物でハイライト(強調表示)されます。
提出物の比較対象
課題の提出物(20単語以上が含まれるもの)では、類似性レポートが生成されます。類似性レポートでは、提出物のテキストを、課題として選択された検索ターゲットまたはデータベースと比較した結果を確認できます。
講師の設定によって、これらのデータベースには以下が含まれます。
- 数十億ページ分のインターネットのアクティブな(およびアーカイブされている)情報、以前の提出物
- 数万件に及ぶ定期刊行物、雑誌および出版物
- 類似性レポートでは、特定された一致テキストまたは非常に類似するテキストの詳細を確認できます。
一致グループ
「一致グループ」ビューでは、テキスト内の引用と引用符に基づいて、全体的な類似性が4つのカテゴリーに分類されます。共通の特徴でグループ化された類似性のインスタンスを表示することで、潜在的な問題をより迅速に特定できます。
ハイライトの色と基準
それぞれの一致(ソースに一致する提出物内のテキスト文字列)は、対応する一致グループの色でハイライト(強調表示)されます。各一致グループの色と基準は次のとおりです。
- 引用および引用符なし - 引用符が含まれていない、またはオリジナルのソースからの引用の明記がない一致テキストの数。
- 引用符なし - 引用されているものの、一致が完全なために引用符が必要な可能性があるテキスト。
- 引用の明記なし - 引用文として書かれているものの、オリジナルのソースからの引用がないテキスト。
- 引用および引用符あり - 引用符が含まれ、ソースから引用が明記されているテキスト。これらは、任意のフォーマットで確認することができます。
ソース番号
文書内の各ハイライトには、対応するソースカードの最上部の行に表示されるソース番号が付加されます。文書内のハイライトを選択すると、対応するソースカードが右側のパネルに表示されます。
一致グループを選択する
特定のグループの一致箇所を確認するには、4つの一致グループのいずれかを選択し、その基準の一致箇所を右側のパネルに表示します。
ソースカードで一致を確認する
ソースカードには、ハイライトされた一致とそのソース資料に関する詳細を確認できます。ソースカードを展開すると、さらにオプションが表示されます。
1番目には、最も一致するソースのランキング(この数字は、文書内のハイライトされた一致箇所の横にも表示されます)、データベースタイプ、一致グループの基準が表示されます。
2行目には、最も一致するソースの名前および文書との一致率が表示されます。
3行目には、ソースに一致するテキストブロックの数と一致グループ、同じ基準を持つ全ての一致に対する合計単語数が表示されます。
ソースカードを調べる
その他のアクションとともにソースの完全なURLを表示するには、以下のいずれかを選択してソースカードを展開します。
- 文書内のハイライトされた一致箇所
- 右側のパネルのソースカード
1つのソースカードで複数の一致を確認する
一致グループ内の1つのソースに複数の一致がある場合は、ソースカード内の< and >の矢印を使って文書内の各一致を確認できます。
ソース
ソースでは、合計類似性パーセンテージが高いものから降順に整理されたソースが一覧表示されます(これらのソースは、「一致グループ」タブのソースカードに詳述されているものと同じです)。
重複するソースとは何ですか?
類似するテキストが複数のソース内で見つかる場合があります。テキストが複数のソースに類似している場合、最も一致する単語があるソースが最初に表示されます。
複数のソースが全く同じ単語に一致する場合は、次の順で最も一致するソースまたは上位のソースが優先的に表示されます。
- インターネット
- 刊行物
- 提出物(受講生レポート)
同じテキストに一致する他のソースを表示する
- 同じテキストに一致するソースが重複している場合、その一致のソースカードの下部に「他のソースを表示する」オプションがあります。
-
「他のソースを表示する」を選択すると、提出物の同じテキストに一致する全ての重複するソースのリストが展開され、その時点で最も一致するソースがリストの一番上に表示されます。リストを閉じるには、「他のソースを表示しない」を選択します。
-
このリストから別のソースを選択すると、一致が見つかったソースのテキストのスニペットと、一致した単語数が表示されます。
- 重複するソースが提出物の他のテキストにも一致する場合は、スニペットの上の矢印を使用すると、残りの一致をその特定のソースでプレビューできます。
重複するソースのリストを表示する
- 同じテキストに一致したソースを含む、すべての一致の個々のソースカードを表示するには、「ソース」タブに移動します。
- 「ソース」リストの上部にある「重複するソースのリストを表示する」オプションを選択します。ソースカードを選択すると、提出物内の一致するテキストがハイライト(強調表示)されます。
現在の上位ソースを除外する
- ソースカードの右上にある「ソースを除外」ボタンを選択すると、そのテキストに一致する上位のソースが除外されます。
- 複数のソースが同じテキストに一致する場合、「他のソースを表示する」リストの次のソースが、除外したソースに置き換わります。
- 前の上位のソースは「除外」リストに表示されます。
レポート絞り込む: フィルターと除外
フィルターと除外を使用して類似性レポートを絞り込み、無関係な一致をすべて非表示にすることができます。
フィルター
フィルターを適用する
フィルターを使用してレポートをカスタマイズし、レビューとの関連性に応じて、特定の一致やソースを表示または非表示にすることができます。たとえば、「参考文献を除外」フィルターをオンにすると、通常は提出物の最後にあるビブリオグラフィーや参照リストで見つかったすべての一致が非表示になります。
- フィルターのオプションを表示するには、「全体的な類似性」の横にある「フィルター」ボタンを選択します。
-
フィルター設定を変更するには、チェックボックスを使用します。課題の設定で特に指定されていない限り、すべての一致基準とデータベースがデフォルトで含まれます。
- 「全体的な類似性」パネルと適用されているフィルターを表示するには、「類似性レポートに戻る」を選択します。
除外
特定の一致やソースをレポートから除外できます。
一致を除外する
- 「一致グループ」リストで、提出物内のハイライトされた一致箇所またはリストからソースカードを選択します。
- 提出物またはソースカードで選択したテキストの横に表示される「除外」ボタンを選択します。
ソースを除外する
- 「ソース」リストに移動します。
- 文書のハイライト箇所を選択すると、該当するソースが右側のパネルに表示されます。または、右側のパネルにあるリストからソースカードを選択します。
- ソースカードの「除外」アイコンを選択すると、特定のソースへのすべての一致箇所をレポートから除外します。
除外を表示して修正する
除外が適用されると、「全体的な類似性」のすぐ下に除外の数が表示されます。
- このリンクを選択すると、除外された項目の完全なリストが表示されます。
- このリストでは、「含める」アイコンを選択して、個々の一致もしくはソースを復元できます。または、該当するカテゴリーの「すべてを含める」ボタンを選択して、除外のカテゴリーを全体的に復元できます。
フィルターや除外を適用すると、1つの一致に対して重複するソースなど、いくつかの要因によって全体的な類似性スコアのパーセンテージが変わる場合があります。