Turnitinは、学習テクノロジーがすべてのユーザーの学習を制限するのではなく、強化するものであるべきだと考えています。 Turnitinのアクセシビリティプログラムは、製品開発ライフサイクル全体にアクセシビリティを組み込むことで、TurnitinのWebサイトやアプリケーションに容易にアクセスして使用できるようにすることを目的としています。
Turnitinは、World Wide Web Consortium(W3C)のWCAG 2.0 AA標準とリハビリテーション法第508条に準拠することを目指しています。 ただし、アクセシビリティ基準は単なるチェックリストではないと考えており、障がいや状況に関係なく、誰もが学習テクノロジーを使いやすく、アクセスできるようにするために取り組んでいます。
テキストのみの類似性レポートへのアクセス
Turnitin Feedback Studioは現在、WCAG 2.0 AAに完全には準拠していないものの、支援テクノロジーとTurnitinでのより良いエクスペリエンスのために、テキストのみのレポートを使用することができます。
- 課題の受信箱でレポートのタイトルを選択し、Turnitin Feedback Studio/オリジナリティチェックでレポートを開きます。
- Turnitin Feedback Studioを読み込んだ後、Tabキーを押します。 その要素が強調されたボックスが画面に表示されます。 スクリーンリーダーは、この要素を「テキストのみの類似性レポートに移動」というリンクとして読み取ります。 このリンクを選択するか、キーボードのEnterキーを押すと、テキストのみの類似性レポートが開きます。
- テキストのみの類似性レポートが新しいウィンドウに読み込まれます。 Turnitin Feedback Studioは前のウィンドウで開いたままになります。 Turnitinビューアーで選択して再度読み込むこともできます。
今後も取り組むべきこと
- 音声コメント - 現在、Turnitinにはインストラクタの音声コメントをテキストに書き起こす機能がありません。 そのため、聴覚障がいのある学生は、インストラクタの音声コメントを聞くことができません。
- 学生の提出物 - 学生の提出物のテキストは画像ベースであるため、デフォルトの表示ではスクリーンリーダーで読むことができません。
- インラインコメント - 現在、Turnitinのデフォルトのインターフェースでは、キーボードやスクリーンリーダーを使って、レポート内にインラインで残されたコメントに移動することはできません。
- 学生以外のワークフロー - WCAG 2.0 AおよびAAへの厳格な準拠は、学生向けのインターフェイスに限定されます。 以下の回避策は、学生のワークフローにのみ適用されます。
回避策
- 音声コメントを残す - 聴覚障がいのある学生向けにコメントを残す際は、音声録音ではなく、テキストベースのコメントを残すことをお勧めします。
- スクリーンリーダーを使用する - スクリーンリーダーを使用している学生はTab+Enterキーを押すことで、テキストのみのバージョンの類似性レポートにアクセスできます。
- 視覚障がい - 学生は、テキストベースのPDF版レポートをダウンロードすることができます。 視覚障がいのある学生にコメントを残す場合は、学生がインストラクタのコメントと提出物のテキストを関連付けられるように、コメントと一緒に元のテキストを含めることをお勧めします。
スクリーンリーダーを使用して類似性レポートを表示する
Turnitin Similarityビューアーのナビゲーションには、主に2つの方法があり、 ヘッダー経由とランドマーク区画経由で移動できます。 ソースの一致は、ページ上の折りたたまれたボタンです。
ソースの一致 - ボタンの使用
類似性レポートでは、ソースの一致を確認できます。 ソースの一致とは、文書の特定の部分が、Turnitinのデータベースと一致することが判明したものを指します。 「類似性一致を開始」というアナウンスによって、一致があることが通知されます。 さらに、複数のハイライトがある場合など一致に複数のセグメントがある場合は、「類似性一致を一時停止」と「類似性一致を再開」と聞こえることがあります。
次の要素は、「Source # details」というラベルのついたボタンです。 このボタンを有効にすると、一致の詳細を確認できます。 例:
source 1. en.wikipedia.org. internet. 36%
次の要素は、一致したテキストの本文です。 完了すると、「類似性一致を終了」に達したことが通知されます。
ヘッダーを使ったナビゲーション
H1ヘッダー - 文書の情報
ページにはH1ヘッダーが1つしかありません。 このヘッダーには文書のタイトルと著者が記載されています。
H2ヘッダー - 文書と一致したソース
ページには2つのH2ヘッダーがあります。 最初のH2ヘッダーは、文書の冒頭を示します。 2番目のH2ヘッダーは、一致したソースの始まりを示します。 ソースの概要には、全体的な類似性一致率と、一致した各ソースが表示されます。
H3ヘッダー - ページ
各ページの最初にH3ヘッダーがあります。 提出されたファイルには、ページの数だけH3ヘッダーがあります。 H3ヘッダーに移動すると、ページの最初に移動します。
ランドマーク区画を使った移動
Turnitin Similarityビューアーには3つのランドマーク区画があり、それぞれ異なるタイプのコンテンツが表示されます。
バナー - 提出物のタイトルや作成者名など、提出物に関する基本的な情報が含まれています。
文書メイン - 文書のコンテンツの本文。
拡張補完 - 一致元の場所ついての詳細を含むソースの概要です。
キーボードによる移動
ユーザーは、Tab、Shift+Tab、矢印、スペースバー、Enterキーなどの基本的なキーボード入力を通じて、Turnitin Similarityのすべてのインタラクティブ要素を操作できます。
この機能の利点
細かい動作が難しいユーザーやスクリーンリーダーを使用するユーザーの中には、キーボードを使用した方がTurnitin Similarityを操作しやすいと感じる方がいます。 Turnitin Similarityは、このニーズに応えられるように設計されています。
ファイルの提出
Turnitin Similarityでは、コンテンツにグループ、リスト、見出しを使用します。 ファイルを提出する際は、以下の簡単な手順に従って操作を行います。
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H2見出しの「マイファイル」に移動します。
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次の要素はリスト形式で表示され、「アップロード」と「フォルダーの追加」の2つの項目が含まれています。
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「アップロード」を選択すると、類似性チェックを実行するためにファイルをTurnitinに送信できるページが開きます。
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「フォルダーの追加」を選択すると、ファイルを保存できる新しいフォルダーが作成されます。 フォルダーを編集または削除することはできません。
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現在のフォルダーレベルにファイルをアップロードするには、「アップロード」ボタンを選択します。
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リストの次の要素に移動すると、別のフォルダーに移動できます。 ここでは、並べ替え可能な4つの列を含む表が表示されます。 以下の列が含まれます。
タイトル - ファイルまたはフォルダーの名前。
著者 - ファイルの作成者。フォルダーの場合は、ダッシュ「-」で表示されます。
類似性 - ファイルが返した類似性スコア。 フォルダーの場合は、空白で表示されます。
追加日 - ファイルまたはフォルダーの作成日。
「タイトル」列で、ファイルを提出するフォルダーを見つけて選択します。 2つの項目を含むグループとして表示されます。 このグループに移動して、最初の要素を選択します。 これで、選択したフォルダーに移動します。
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このページには、3つの項目を含むドラッグ&ドロップグループがあります。 このグループを使用して、Turnitinに送信するファイルを選択できます。 「ファイルの選択」要素を見つけます。
ファイルの選択 - このリンクを選択すると、 オペレーティングシステムのデフォルトのファイルセレクターが読み込まれ、アップロードするファイルを選択できます。
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ファイルを選択するとページが更新され、オプションの3つのテキストボックス、ボタン、チェックボックスが表示されます。
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表示される入力ボックスのタイトルは次のとおりです。
タイトル - ドキュメントのタイトル。
著者の名- 文書の著者のファーストネーム。
著者の姓- 文書の著者のラストネーム。
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ファイルを選択する必要がある場合、要素の「アーカイブ」ボタンで再送信プロセスがリセットされます。
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「アカウントのプライベートリポジトリにファイル(複数可)を追加」チェックボックス - プライベートリポジトリとは、添付するプライマリアカウントのみに属するプライベートなデータベースのことです。 チェックボックスにチェックを入れると、ファイルがプライベートリポジトリに追加されます。
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最後に「確認」ボタンを見つけます。 このボタンを選択すると、ファイルがTurnitinにアップロードされます。
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アップロードが完了すると、「アップロード完了」の通知トが表示されます。
出典の概要
出典の概要には主に2つの要素があります。 全体的な類似性の割合とリスト。 リストには、様々な一致の数のアイテムが含まれます。 リスト内の各一致は、番号の付いたソースを示しています。 ソースURLまたはプライマリアカウント。 照合されたコンテンツと、そのソースに照合されたファイルの割合。 例:
Source 1. en.wikipedia.org. インターネット。36%。1/3。
一致したソース
出典の概要には主に2つの要素があります。 全体的な類似性の割合とリスト。 リストには、様々な一致の数のアイテムが含まれます。 リスト内の各一致は、番号の付いたソースを示しています。 ソースのURLまたは教育機関。 照合されたコンテンツと、そのソースに照合されたファイルの割合。 例:
Source 1. en.wikipedia.org. インターネット。36%。1/3。
カラーコントラスト
オリジナリティチェックで使用されている色は、WCAG 2.0 AA標準に準拠しています。 最も低いコントラスト比は3.37:1で、比較的大きなテキストのヘッダーにのみ使用されています。 Turnitinオリジナリティチェックの一般的なテキストのコントラスト比は21:1で、ナビゲーションサイドバーで使用されている比率は6.7:1です。
この機能の利点
色のコントラストを良くすることで、テキストが読みやすくなり、読み疲れが軽減されるため、アプリケーションにアクセスするすべてのユーザーに役立ちます。 視覚障がいを持つユーザーにとって、高コントラストモードはオリジナリティチェックのベータ版を簡単に使用するのに役立ちます。
支援技術
Aariaラベル
すべての要素は、それらに関連付けられたAria属性を持っています。
この機能の利点
特にスクリーンリーダーなどの支援技術は、Aria属性を使って対象コンテンツの種類(記事、スライダー、アラートなど)を判断定し、ユーザがページを移動するのにその情報を使用します。 追加のAria属性では、進捗バーの現在値といった有用な情報がユーザーに提供されます。
見出し
ユーザーは、見出しを使用することで、インターフェイスをすばやく移動することができます。 オリジナリティチェックでは、インターフェイスの異なるセクション間の関係がわかりやすくなるように見出しが使用されています。 具体的には、見出し1が各ページのタイトルに、見出し2が主要なセクションに、見出し3がサブセクションに使用されています。
テーブルナビゲーション
データテーブルは、データを論理的に整理するためにインターフェイスで使用されます。 データテーブルは、すべてのユーザーが利用できるOriginality Checkの受信箱と、管理者が利用できるユーザー管理画面で使用されます。 スクリーンリーダーを使用するユーザーは、行と列のヘッダーを使用することで、データテーブル内のコンテンツを移動できます。 フォーム
フォーム
フォームの各要素には、関連するラベルテキストが付いています。 すべてのフォームラベルは、フォームコントロールに関連付けられています。
この機能の利点
スクリーンリーダーを使用するユーザーは、フォーム内を移動しながら、フォームラベルに基づいて正しい内容を入力できます。 アシスト機能が必要なユーザーは、フォームコントロールに関連付けられた正確なラベルを使用することで、テキストボックス、チェックボックス、ラジオボタン、ドロップダウンメニューなどの適切なフォームコントロールに値を入力し、フォームに正しく入力したことを確認できます。
フォーカス
選択した要素をフォーカスすると、明確にわかりやすく表示されます。 キーボード操作中に現在フォーカスしている場所を確認するには、ページに表示される青い枠線に注目します。
この機能の利点
キーボードを使用して移動する場合、キーボードが現在フォーカスしている場所を把握することで作業を円滑に進められます。 Originality Checkでは、現在フォーカスしている要素の周りに識別しやすい青い枠線が表示されます。
代替テキスト
Originality Checkで使用する画像やその他の要素には、代替テキストが設定されています。
この機能の利点
スクリーンリーダーを使用するユーザーが画像を表示すると、その画像の内容が代替テキストで説明されます。 たとえば、黄色いアヒルの画像には、「黄色いアヒルの画像」という代替テキストが設定されている場合があります。