Turnitinへの接続
名簿の同期の初期設定で、Turnitinとの接続を確立します。 この接続は学生情報システムからTurnitinへの一方通行です。 成績などのデータをTurnitinが学生情報システムに送り返すことはありません。 この接続では、Secure File Transfer Protocol(SFTP)を使用して名簿ファイル(.csv)がTurnitinに送信されます。
どのようなデータがTurnitinに送信されますか?
名簿の同期を使用すると、クラスの作成、ユーザーの作成、登録の管理を行えます。 Turnitinに送信されるデータには、学生情報システムとOneRoster規格が反映されます。 成績を含め、Turnitinから学生情報システムにデータが送信されることはありません。
- クラスには、クラスID、開始日、終了日、クラス名が含まれます。
- ユーザーには、ユーザーID、姓、名、アカウントの役割、メールアドレス(オプション)が含まれます。
- 登録には、ユーザとクラスIDが含まれます。
詳しくはOneRoster 1.1規格ご覧ください。
イベントログを表示すると、ユーザー数よりも多くの登録数がカウントされている可能性があります。 これは、1人のユーザーが複数のクラスに所属できるからです。
更新頻度
学生情報システムとTurnitinの接続を最初に設定する際に、更新頻度を選択します。 Turnitinは、新しい名簿ファイルを受け取るたびに名簿情報を更新します。 最低でも24時間ごとに新しいファイルを送信し、両方のシステムでユーザーを常に最新の状態に保つことをお勧めします。
前回の更新を送信してから新しい名簿組織を追加した場合は、アカウントのリンクを確認すると、設定のプロセス全体をやり直さなくても新しい組織をリンクすることができます。
よく寄せられる質問
同じクラスに複数のインストラクタを登録できますか?
はい。 統合ユーザーと同様に、複数のインストラクタを1つのクラスに登録し、複数マーカー機能を活用することができます。
インストラクタに複数マーカーを表示するには、管理者がまずアカウントで複数マーカーを有効にする必要があります。
インストラクタには、他のインストラクタが最初のコメントを残すと、Turnitin Feedback Studio内でそのインストラクタのフィードバックが別のレイヤーとして表示されます。
Turnitin.comおよびTurnitinuk.comのユーザーは、名簿の同期を使用して作成されたクラスと組み合わせた場合にのみ、この機能を使用できます。 現在のところ、通常のクラス作成プロセスで複数マーカーを使用することはできません。
いつから名簿の同期を使うべきですか?
名簿の同期はいつでも使い始めることができます。 ただし、既存のクラスを学生情報システムに接続することはできません。
名簿の同期は、学年度の初めに使用することをお勧めします。 また、これを機会に、複数マーカーの使用など、新しい制限や可能性についてインストラクタに通知することもできます。
「名簿の同期」タブが見つかりません。 このタブ使う前に何かする必要はありますか?
名簿の同期を初めて設定する際は、まずTurnitinのアカウントマネージャーにご連絡ください。機能を有効にさせていただきます。また、質問にも回答させていただきます。
すべて正しく設定したのに、「組織への名簿のリンク」手順を完了できない理由はなぜですか?
手順を完了できない最も一般的な理由は、学生情報システム内で設定した更新間隔になっていないことです。 この時間が経過した後にページに戻るか、ファイルを「強制送信」してみてください。
すべての学生情報システムで強制的にファイルを送信できるわけではありません。送信できない場合は、更新予定時間を近い時間に変更してみることができます。 同期が成功したら、忘れずに元に戻してください。
時間が過ぎても先に進めない場合は、学生の情報に追加した設定の詳細が正しいかどうか再度確認してください。 各フィールドの横にある「コピー」ボタンを使って、タイプミスがないことを確認できます。
Turnitinに送信するファイルがOneRoster規格に沿ってフォーマットされていることを確認してください。 Turnitinは、他のフォーマットで提供されたファイルを処理することはできません。
Turnitinの外部システム(学生情報システム)への接続が稀にうまくいかない場合があります。 それでも問題が解決しない場合は、サポートチームまでご連絡ください。
学生情報システムはOneRosterに対応していません。 それでも名簿の同期は使えますか?
いいえ。現在のところ、使用できるのはOneRoster 1.1形式のみです。
イベントログの保存期間はどれくらいですか?
イベントログは10日間の保存後に削除されます。 これは、教育機関で必要なデータプライバシーポリシーを適用するのに役立ちます。 このデータは名簿の同期を設定する際のサポートにのみ使用されます。
ユーザーにメールアドレスを提供する必要はありますか?
オプションで、メールアドレスを持たないユーザーを作成することもできます。 メールアドレスが提供されない場合、初期設定で選択した設定が有効になります。
メールアドレスを持たないユーザーを受け入れる場合、Turnitinはそのユーザーを生成する目的で擬似メールアドレスを生成します。 ユーザーはTurnitinにログインできなくなり、システムからの電子メールも受信できなくなります。
現在、ユーザー登録後にメールアドレスを追加または更新することはできません。
メールアドレスのないユーザーを受け入れない場合、Turnitinはこれらのユーザーを単に無視して登録しません。
ユーザーが自身の詳細情報を編集できないのはなぜですか?
Turnitinに登録した情報は、学生情報システムでしか編集できません。 これらの設定をロックすることで、データが同期されたり、誤って上書きされたりするのを防ぎます。
ユーザーがTurnitinアカウントを名簿の同期に登録されていない教育機関で使用する必要がある場合、その詳細情報を変更するために管理者と連携する必要があります。 名簿から削除された学生は、再び詳細を編集できるようになります。
名簿なしのクラスを作成することはできますか?
はい。 インストラクタはこれまでと同じ方法でクラスを作成することができます。 これらのクラスには、登録された学生を追加できます。 ただし、データが学生情報システムには送り返されることはありません。 クラスはSISに表示されず、学生がそのクラスに登録されていることも表示されません。
実行できない機能があります。なぜですか?
教育機関が名簿の同期を使用している場合、一部の機能が制限されるか、無効になります。
制限される以下の機能は、SISによって制御されるようになりました。
- Turnitinでクラスを削除できなくなりました。
- ユーザーが個人データを編集できなくなりました
- Turnitinのサポートチームは、ユーザーの個人情報を編集することができません。
- 学生が自分で参加するための登録キーが提供されません
名簿の同期を使用する場合、以下の機能は完全に無効になります。
- 登録されているクラスではコースのコピーは使用できません。
- コースのコピーは、通常通り作成されたクラスで使用することができます。
- ユーザーはクラスから自分を削除することはできません
- マスタークラスは作成できず、無効になっています。 ただし、通常のTurnitinクラスに複数のインストラクタを割り当てることで、同様の機能を保持することができます。