このガイドの内容は次のとおりです。
Turnitinサーバーに送信される学生データを匿名化することは可能です。 学生データプライバシーのオプションが有効な場合、学生の氏名、電子メールアドレスは通常通りMoodleに表示されますが、この機能が有効な場合は、学生の氏名、電子メールアドレスはTurnitinに送信されません。
学生データプライバシーは、プラグインがインストールされるとすぐに有効にする必要があることに注意してください(つまり、識別情報がTurnitinに送信される前です)。
- 実際の学生名と仮の学生名のマッピングに問題が生じた場合、またはMoodleインスタンスが破損した場合、当社ではいかなる方法でもサポートすることができません。
- プライバシー設定がオンになっている場合、学生のレポートを特定できないため、限定的な製品サポートのみとなります。
学生データプライバシーの仕組み
学生データプライバシーは、クラス内の識別可能なデータを擬似的なデータに置き換るため、学生とレポートを結びつけることができません。 学生を特定するために、擬似的な電子メールアドレスをそれぞれの学生に生成します。これにより、提出済みのレポートとリンクさせることはできますが、特定の学生に結びつけることはできません。
学生データプライバシーを使用する際のオプション:
- 学生の名 - 任意に変更できます。 デフォルトでは「学生」に変更します。
- 学生の姓 - デフォルトでは「ユーザー」に設定されています。
- 姓の自動生成 - この設定は各学生に一意の識別子を生成します(例:「学生64532」などが表示されます)。
- 擬似暗号化ソルト(オプション)- 暗号化する前に、学生の情報に「ソルト」を追加します。 つまり、自動生成された学生の姓の暗号化を解除するだけでは、その学生が誰なのかを特定することはできません。
- 擬似電子メールドメイン - 学生の擬似電子メールアドレスとして、選択したドメインを使用することができます。 デフォルトでは、@tiimoodle.comに設定されています。
学生データプライバシーにおける注意点
学生データプライバシーは、アップロードされたレポートのタイトルやレポート自体から、個人を特定できる情報を削除することはありません。 学生がレポートに名前や個人を特定できる情報を記入した場合、これは暗号化されません。
学生データプライバシーは、米国でホストされているTurnitinのサーバーにデータを送信します。 学生データプライバシーは、当社のデータベース内で学生を匿名化することのみに限定されます。
インストラクタプライバシー
Turnitinは、Moodle Direct V2プラグインを使用し、Turnitinと同期しているインストラクタからのみデータを受け取ります。 Moodleインスタンスを使用する他のインストラクタは、Turnitin内にデータを保存することはありません。
Turnitinとやり取りされるデータは、インストラクタの名前と電子メールアドレスのみです。
インストラクタがTurnitinとやり取りする際、このデータは当社のデータベース内に保存されます。 このデータは、インストラクタをクラスにリンクさせるために使用されます。
当社は、障害に関する重要な最新情報を送信したり、今後のメンテナンス期間についてユーザーに通知したりするために電子メールアドレスを使用します。 電子メールアドレスは、マーケティングのコミュニケーションを目的に使用されることがあります。インストラクタは、当社が送信する電子メールの下部にある登録を取り消しリンクをクリックすることにより、いつでもこれらの配信を停止することができます。
当社は、インストラクタのニーズをさらに理解するために、Turnitinの改善についてユーザーリサーチセッションを実施することがあるため、インストラクタに連絡する可能性があることを管理者に通知する場合があります。
PeerMark
PeerMarkと学生データプライバシーは互換性がありません。 PeerMarkは、Turnitinユーザーデータベースに保存されているため、Turnitinユーザー名を使用します。 学生データプライバシーは、Turnitinのデータベース内ですべての学生名を擬似的な代替名に置き換えます。
学生データプライバシーが有効になっている場合でも、PeerMarkを使用することは可能ですが、学生の名前は擬似的に匿名化されるため、学生を特定することはできません。